Palette vol.8


第1部 シンポジウム
14:00~14:45 「アフリカ社会研究の視点からみたアフリカ現代アートとアーティストの表現」
アジア経済研究所 吉田栄一
14:45~15:30 「ナイロビ・アートプロジェクトについて」 西尾美也
15:30~15:45 休憩
15:45~16:30 「セネガル・ビエンナーレDAK'ART2010について」
アマドウ・トゥンカラ
質問役 小澤慶介
16:30~16:45 「アフリカ現代芸術センターHAA!プレゼンテーション」
プリュン・エフテル


第2部 ライブ+パーティ
17:00~17:30 「アフリカ音楽ライブ」 カラモコ・カマラ
17:30~20:00 パーティ


会費3,000円 1部 1ドリンク付 2部 1ドリンク フード付
※2部の交流会から参加もOKです。今までの交流会メインのパレットが2部になります。2部からのみ参加は2500円です。


会場
アフリカ料理レストラン「カラバッシュ」
〒105-0013 東京都港区浜松町2-10-1 浜松町ビルB1
03-3433-0884
http://www.calabash.co.jp/


お申し込み先
palette.produce@gmail.com
メールのタイトルに『Palette vol.8参加希望 』とご記載の上、事前のお申し込みをお願いいたします。
※2部のみの方はその旨記載をお願いします。

こちらからチラシをダウンロード(PDF)

「パレット」と名づけた理由は、ピカソやマティスがパレットを使い世の中に新しい芸術を生み出してきたように、 次世代の文化(ファッション・デザイン・アート・音楽・劇等)を担う人達がこの「パレット」という場をきっかけに世の中に新しい「もの」「こと」を 生み出していってほしいとの思いからです。

Palette vol.8
主催 パレット実行委員会
協力 西尾工作所ナイロビ支部 HAA!

14:00 - 14:45
『アフリカ社会研究の視点からみたアフリカ現代アートとアーティストの表現』

アフリカ現代アートは「Africa Remix」展(2006 年森美術館)のような企画展の盛況ぶりを振り返るとその支持層は着実に拡大しており、仮面や木彫りへの関心とは別の次元を作りつつあると思われる。しかし、数年に1 度の大企画展で は、やはりコンテンポラリーなアフリカアートの面白さは伝わりきれていない。欧米や日本では注目されていない、しかし革新的な表現者らは多数現地にいるのだ。欧米で注目されにくいアーティストらはある意味でより「アフリカ的」つまり理解し難いものなのかもしれないが、そこに表現されたアフリカの社会や日常は「遠く離れた我々」からすれば十分に現代的で革新的である。にも関わらずその現代アート性はそれを伝えるエージェントの圧倒的な不足により、欧米や日本では部分的にしか理解されていないジレンマを抱えている。アートマーケットやアートクリティークとの相互作用の中に現代アートがあると仮定してみると、市場や批評家との距離感がアーティストに何をもたらすのか。欧米・日本におけるアフリカ現代アートとアフリカ各国での現代アートを比較しながらその表現するアフリカ社会と日常を考えてみたい。

吉田 栄一
アフリカ研究者。広島大学博士後期退学(環境計画)。 現在、アジア経済研究所研究員兼IDEAS准教授。1991 年より3 年半、南アフリカ・プレトリアに居住、黒人居住区開発について調査。アフリカの仮面や木彫の収集を始める。2001 年、ウガンダに1 年居住。家具産業と木工職人について 研究。その頃から、言論表現の制約があるアフリカにおいて、社会問題を告発する現代アート(特に絵画)に関心を持ち、同時にコレクションを始める。以降、アフリカ社会の表象としての現代アートを研究テーマの1つに加えている。2008 年に『アフリカのアートとクラフト』(アフリカ理解プロジェクト編 明石書店)を出版。BankART スクール等でアフリカ現代アートの講義を担当。


14:45 - 15:30
『ナイロビ・アートプロジェクトについて』
西尾工作所ナイロビ支部は「ナイロビを拠点に、アフリカ諸地域でさまざまなアートプロジェクトを市民と協働して行うこと」の意義に共感した日本人とケニア人などからなる、ゆるやかなチームです。市場や大衆食堂、ストリートなどの、より万人に開かれた場でのアーティストによる創作活動が、地域住民の生活環境に介入するアートプロジェクトを実験的に実践しています。「現代芸術を介した異文化交流の創出」、「地域社会における隣人との新しい関わり方の提案」、そして「現代芸術に携わるアフリカの諸機関・個人とのネットワーク構築」を行うことを主要な目的に掲げて、日本とアフリカ地域とのオルタナティブな出会いの場を広げています。西尾工作所ナイロビ支部では、これまでにナイロビ市内において2つのアートプロジェクト「SelfSelect in Nairobi」(2009 年3 月)「Overall Project in Nairobi」(2010 年1月)を企画実施し、ナイロビの公共空間での制作展示活動のノウハウと、両国における芸術文化団体や広報機関との協力関係を蓄積してきました。またケニアと日本の両国にて、記録映像の上映や写真作品の展示、記事掲載などを通して、美術館や広報媒体でその活動成果が広く発表されています。2011 年3月には、第3弾企画として、公募選出による日本人アー ティスト数名がケニア人スタッフや地域住民と協働して、1 カ月の滞在制作と展示を行う「ナイロビレジデンス」を実施します。 http://ynw-nairobi.blogspot.com/

西尾 美也
装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目し、市民や学生との協働によるプロジェクトを国 内外で展開している。代表的なプロジェクトに、世界のさまざまな都市で見ず知らずの通行人と衣服を交換する《Self Select》や、数十年前の家族写真を同じ場所、装い、メンバーで再現制作する《家族の制服》、世界各地の巨大な喪失物を古着のパッチワークで再建する《Overall》などがある。また、2009 年に西尾工作所ナイロビ支部を設け、アフリカでのアートプロジェクトに着手している。主な展覧会に「レゾナンス共鳴」(サントリーミュージアム[天保山]、2010)、「越後妻有アートトリエンナーレ」(十日町市、2009)、「日常の喜び」(水戸芸術館現代美術センター、2008)ほか。http://yoshinarinishio.net/


15:45 - 16:30
『セネガル・ビエンナーレDAK'ART2010 について』
DAK'ART は1992 年よりセネガルの首都ダカールで開催されているアフリカ現代美術のビエンナーレです。第9 回目のDAK'ART 2010 では、公式招聘作家としてアフリカ16 ヶ国から28名のアーティストが参加しています。また、公式招聘作家以外の作品は、近隣の島々やダカール市内のホテル、オフィスビル、商業施設、民家などで展示されています。そのセネガル・ビエンナーレDAK'ART2010 について、公式招聘作家であるアマドゥ・トゥンカラ氏に語っていただきます。質問役を小澤慶介氏に担っていただきます。

アマドゥ・トゥンカラ
  1973 年5 月23 日 セネガル共和国・ダカール出身。東京都在住。セネガル・ダカール大学法学部、 セネガル国立芸術学校ファイン・アート科修了。2010 年5 月7 日~6 月7 日、セネガルの首都ダカールで開催されたアフリカ現代美術のビエンナーレ DAK'ART 2010 に入選(第9 回目の今回は、公式招聘作家としてはアフリカ16 ヶ国から28 名のアーティストが参加、セネガルからは2作家が選ばれた)。日本国内にて個展、ライブペインティング、アフリカンバティック・ワークショップ等を開催。また、セネガルにて若手アーティストの作品を集めた美術展、ベルギーの「セント・メリー」芸術学校との国際交流プログラム、心身障害児のための壁画ペインティング指導、セネガルの貧民街の若者や女性のための職業訓練等、数多くのプロジェクトも手がける。 http://www.tounka.com/

小澤 慶介
1971 年生まれ。ロンドン大学ゴールドスミスカレッジにて現代美術理論の修士課程を修了。NPO 法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/ エイト]の共同設立者で、AIT では現代アートの教育プログラム、MAD(Making Art Different) のコースディレクターなどを務める。アートフェ ア東京アソシエイト・ディレクター、女子美術大学非常勤講師、慶應義塾大学非常勤講師。


16:30 - 16:45
『アフリカ現代芸術センターHAA! プレゼンテーション』
ハウス・オブ・アフリカンアート (HAA!) は、日本において、アフリカの伝統及び現代アートを通して、アフリカの持つエネルギーや精神性とその美を紹介するとともに、アフリカのアーティスト達の目や言葉を通して表現される、真のアフリカを紹介する場や機会を継続的に提供することを目指しています。このような目的の達成に向けてHAA! は、①アジアにおける初のアフリカ芸術文化の発信地となる常設機関の設立、②アジアとアフリカのアーティストを紹介するイベントの開催、両大陸のアーティストによる共同制作やレジデンスプログラムの実施と交流の促進、③アフリカの芸術文化に関する情報の収集とHAA! のウェ ブサイト(近日公開予定)を通じた日本や海外で開催されるアフリカンアートに関するイベントの紹介といった具体的な活動を展開していきます。現在HAA! は、将来のHAA! の支援者に対してHAA! のプロジェクトを紹介し、支援を呼びかけています。HAA! という機関自体の設立時期は、全アフリカ諸国の代表者が一同に会する次回のTICAD の開催期間中(2013 年5 月頃)を予定しています。

エフテル・プリュン
パリ政治学院を卒業し、MBA と経済学の博士号を取得。京都大学に留学。5 年前から、フランスに本部を持つ「世界の医療団」の日本支部代表を務める。仕事、プライベートにおいて、セネガル、ブルキナファソ、ニジェール、ギニア、コンゴ民主共和国、モロッコ、チュニジア、エジプトへと赴く。母国語のフランス語の他に日本語、英語に堪能。日本には7 年間在住している。また自身もアフリカンダンスの愛好者で「大橋可也& ダンサーズ」というダンスカンパニーでダンサーとしても活躍。

宇波 恵
慶應義塾大学にて法律を学ぶ。外資系証券会社や国際会計事務所でキャリアを積む。同時に、東京国際芸術祭での制作アシスタントや、アーティスト椿昇氏のパレスチナでのプロジェクト、アーティスト西尾美也氏のケニアでのプロジェクト等のスタッフとして舞台芸術や現代アートの制作に関わる。


17:00 - 17:30
『アフリカ音楽ライブ』
カラモコ・カマラ
ギニア共和国出身。幼少時より伝統舞踊、伝統音楽の演奏を始め、その頭角を現わす。バシコロ舞踊団、パーカッション・デ・ギニア・ジュニア、メルベ・デ・ギニア他、ギニア本国でも有数のグループで活躍の後、'99 年、メルベ・デ・ギニアと共にアメリカ合衆国へ移住。ニューヨーク市を拠点に米国内を演奏活動してまわる。'00 年にはアメリカの音楽ホールのメッカである、リンカーンセンターで演奏し、その演奏がニューヨークタイムズでも絶賛される。メルベの他にもニューヨーク・バシコロ舞踊団、グループ・フォリバ、バレエ・バガタにも在籍し、活躍。週 2回ニューヨーク市のジョニーバ・スタジオでドラムクラスを受け持つ。'01 年より東京に拠点を移し、現在は日本国内で活躍中。 
http://www.karamoko-benkadi.com/